高瀬アキ4ツアー
~エリック・ドルフィーに捧ぐ~
ベルリンを拠点に世界的に活躍している高瀬アキ。現在、アレキサンダー・フォン・シュリッパンバッハと合同のドルフィー・プロジェクトによる来年の公演に向けて始動中。
それに先駆けて、高瀬唯一の日本のプロジェクトT.I.T.トリオのメンバー(井野信義、田中徳崇)に林栄一を加えたユニットでのツアーでは、《245》、《ハット・アンド・ベアード》、《17 ウエスト》、《サムシング・スゥイート・サムシング・テンダー》などのドルフィー作品にオリジナル曲他を加えた構成で演奏する。
ミシャ・メンゲルベルクをして「ドルフィーが生きていたら音楽の歴史は違ったものになっただろう」と言わしめたジャズにおける過渡期、60年代にひとつの頂点を登り詰めようとした天才エリック・ドルフィー。その作曲家としての側面に高瀬は以前から着目し、これまでもその作品を取り上げたCDをリリースしている。
独自のメロディライン、ハーモニーの展開、変拍子を持つドルフィー作品をいかに高瀬がアレンジするか、そしてどのような即興演奏が展開するか、見逃せないライヴとなるに違いない。また、11月23日は内橋和久を加わることで、また異なったパースペクティヴが拓けるだろう。(横井一江)
【スケジュール】
11月20日(水)甲府 桜座
11月21日(木)名古屋 ジャズインラブリー
11月22日(金)新宿ピットイン
11月23日(土)新宿ピットイン
【出演者】
高瀬アキ(p) 林 栄一(as) 井野信義(b) 田中徳崇(ds)
ゲスト(23日のみ): 内橋和久(g,etc)